ドイツ連邦統計局が5月28日発表した2014年4月の輸入物価指数は前年同月比で2.4％減少した。1年前の水準を下回るのは16カ月連続。エネルギーが5.6％減となり全体を強く押し下げた。エネルギーを除いたベースでは同物価の減少幅が1.7％だった。
エネルギーでは天然ガスと石炭がそれぞれ15.6％減、10.7％減と大きく落ち込んだ。原油と石油製品は下げ幅が各0.9％、1.5％にとどまっている。
エネルギー以外では鉱石（16.9％減）、穀物（9.8％減）、金属（6.2％減）が大幅に低下。コーヒー生豆と牛乳・乳製品は各17.3％増、8.7％増と上げ幅が大きかった。
前月比の輸入物価変動率はマイナス0.3％で、4カ月連続で落ち込んだ。エネルギーを除いたベースではプラスマイナス0％だった。
4月の輸出物価は前年同月比0.8％減となり、13カ月連続で1年前の水準を割り込んだ。前月比は0.1％増だった。
