ドイツ連邦統計局が5月30日発表した2014年4月の小売売上指数は物価調整後の実質で前年同月を3.4%上回った。比較対象の13年4月に比べ営業日数が1日少なかったものの、イースター休暇が今年は4月に当たった効果で水準が押し上げられた。イースターはクリスマスに次ぐ小売業界の書き入れ時として重要性を増している。
実質売上成長率が最も大きかったのは食料品・飲料・たばこ店で、7.9%に上った。非食料品店は横ばい。通販とコスメティック・医薬・医療品店(薬局を含む)がそれぞれ4.6%増、3.5%増と伸びた一方で、家具・家電・DIY用品店と繊維・衣料・靴・革製品販売店が各2.7%、1.0%の幅で下落した。
1~4月の小売売上は前年同期比で実質1.2%増加した。