ドイツ連邦雇用庁(BA)が5月28日発表した同月の失業者数は288万2,000人で、前月を6万1,000人下回った。失業減は季節要因によるもので、同要因を加味した実質では2万4,000人増加している。今年は暖冬だった関係で冬季の失業者数が比較的少なく、その副作用で今月は減少幅が小さかった。BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は「労働市場は全般的に良好な状態にある」との見方を示した。
失業率は6.6%で、0.2%低下した。また、失業者数を前年同月と比べると5万5,000人減少した。
求人指数BA-Xは149で、前月を5ポイント下回った。専門人材は特に流通、メカトロニクス、エネルギー、電機、金属加工、機械、自動車、ヘルスケア、交通、物流業界で不足している。