化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は11日、米国の農薬事業に2億ユーロ(2億7,000万ドル)を投資すると発表した。同社製除草剤の需要拡大に対応することが狙い。テキサス州ボーモント工場の生産能力を拡大するほか、ミズーリ州ハンニバル工場を近代化する。
BASFは世界的に拡大する農薬需要を取り込むため、2014~2018年の間におよそ18億ユーロを投資する計画で、北米市場には今後2年間で新製品20種類を投入する。農薬事業を統括するマルクス・ヘルト氏は「今後も北米での研究開発や人材育成に投資をしていく」考えを明らかにした。