独焼き菓子大手のLambertzは19日、ドレスデンの同業Dr. Quendtを買収すると発表した。Lambertzは地元アーヘンの焼き菓子アーヘナー・プリンテンと、ニュルンベルクの焼き菓子レープクーヘン分野ですでに有力ブランドを展開している。今回の買収によりドレスデンの名物焼き菓子であるシュトレンでも有力ブランドを獲得。原産地名称保護の対象となっている焼き菓子3分野で有力ブランドを保持するようになる。
Dr. Quendtは1991年の設立で、シュトレンのほか、ロシアパンなども製造する。売上高は2,000万ユーロ。
Lambertzは1688年創業の老舗メーカー。独国内のアーヘンやウルム、ニュルンベルクのほか、ポーランドにも工場を持つ。従業員数は3,500人。クリスマス関連の焼き菓子に強い。