市場調査大手のGfKが6月25日発表したドイツ消費者景況感指数の7月向け予測値は8.9となり、6月の確定値を0.3ポイント上回った。6月は予測値で8.5とされていたが、今回8.6に上方修正されており、同景況感指数は2カ月連続で改善した。
景気の見通しに関する6月の指数(7月向け予測値の算出基準の1つ)は前月の38.5から7.7ポイント増の46.2となり、3年来の高水準に達した。経済が堅調で、研究機関が今年の国内総生産(GDP)予測を相次いで引き上げていることなどが反映された格好。
所得の見通しに関する指数(同)は前月の47.8から47.2へと0.6ポイント低下したものも、依然として高水準を保っている。
高額商品の購入意欲に関する指数(同)は前月の49.5から53.2へと3.7ポイント上昇した。好景気のほか、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和を一段と推し進めたことが大きい。