航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)が長距離路線を対象とした格安航空ブランド(LCC)の投入を検討しているもようだ。社内情報として6月30日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。同社はメディアの問い合わせに回答を控えたものの、7月9日に組織再編計画を発表することを指摘しており、その場で長距離LCC計画を公表する可能性がある。
同社はイージージェットやライアンエアなどのLCCに対抗するため、欧州域内を対象とした格安航空会社ジャーマンウイングスを昨年、立ち上げた。だが、欧州と北米路線の価格競争は厳しく、6月半ばには今年と来年の利益予測を下方修正した。