高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が中国で生産する車種を現在の3種類から6種類に拡大する。同国の旺盛な需要に対応。現地生産を拡大する。フリードリヒ・アイヒーナー財務担当取締役が16日、明らかにした。
同社はこれまで中国で「3シリーズ」「5シリーズ」「X1」を生産してきた。今後は3シリーズよりも小型のエントリーモデル、ファミリーバン、SUV「X3」の特別仕様車も手がける。
BMWの中国工場は瀋陽市の大東区と鉄西区にあり、現地提携先の華晨汽車(Brilliance)と共同運営している。両工場の生産能力を今後2年で、現在の30万台から40万台に拡大する予定だ。