スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)が17日発表した2014年第2四半期(4~6月)の純利益は25億8,500万ドルとなり、前年同期比で3%増加した。特許薬の新製品販売と新興国事業が好調だったことが大きい。売上高は2%増の146億3,700万ドルで、本業のもうけを示す営業利益は6%増の30億9,500万ドルに上った。
特許薬部門の売上高は1%増の81億9,900万ドルと小幅な伸びにとどまったものの、2009年以上に市場投入した新製品に限ると増収幅は18%に達した。これら新製品は同部門売上の約3分の1を占めている。営業利益は24億600万ドルで、6%減少した。
後発医薬品部門サンドは売上高が23億3,100万ドルで、5%増加。営業利益は6%減の2億4,400万ドルに落ち込んだ。
眼科製品部門アルコンは売上高が3%増の28億1,700万ドルで、営業利益は19%増の4億7,100万ドルと大きく伸びた。