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2014/7/23

経済産業情報

生保の新規契約、昨年は13%減に

この記事の要約

独保険協会(GDV)が21日発表した2013年の生保新規契約件数は550万件となり、前年比で13%減少した。歴史的な低金利を背景に生保の魅力が低下していることが響いたもようだ。新規契約高も200億ユーロ減って1,490億 […]

独保険協会(GDV)が21日発表した2013年の生保新規契約件数は550万件となり、前年比で13%減少した。歴史的な低金利を背景に生保の魅力が低下していることが響いたもようだ。新規契約高も200億ユーロ減って1,490億ユーロとなった。

落ち込みが特に激しかったのはリースター年金(国家助成付き個人年金)で、26%減の45万3,000件に落ち込んだ。リースター年金に対しては近年、利回りが低く手数料は高いといった批判が出ている。金融危機前の07年には新規契約件数が200万件を超えていた。

一方、生保が管理する顧客資産は5%増の9,020億ユーロとなり、初めて9,000億ユーロの大台に乗った。