工作機械大手の独トルンプ(ディッチンゲン)が23日発表した2014年6月通期の売上高は前期比10%増の25億8,400万ユーロ(暫定値)となり、初めて25億ユーロを突破した。事業が好調だったほか、中国同業JFYなどの買収が業績を押し上げた格好。買収を除いたベースでも7%増の25億700万ユーロを確保した。
ニコラ・ライビンガーカムミュラー社長は、前期業績が振るわなかったアジアと西欧で売り上げが特に大きく伸びたことを指摘。現地需要に見合った製品を投入したことが功を奏したとの見方を示した。
新規受注高は27億ユーロで、前期から15.9%増加した。利益も大きく伸びたとしている。昨年は税引き前利益で1億5,400万ユーロを計上した。