ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)は28日の決算発表で2014年9月通期の売上高予測を従来の「前期比4%増」から「横ばい」に引き下げた。新興国とドイツを除く欧州事業が振るわないため。営業利益(EBIT)については従来予測の「前期比17%増の1億5,000万ユーロ」を据え置いたものの、これには近く実施するシンガポール工場売却に伴う利益が含まれており、実質的には下方修正となる。
14年4-6月期(第3四半期)のEBITは2,300万ユーロで、前年同期の2,600万ユーロから12%減少した。最終利益は1,500万ユーロで、こちらも12%減少。売上高は前年同期の5億7,500万ユーロから5億7,300万ユーロへと0.3%低下した。