自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は7月31日の決算発表で、2014年12月期の売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)を従来予測の10.5%から約11%に上方修正した。コスト削減が順調に進んでいるほか、タイヤ原料であるゴムの調達価格が低下したため。
売上高見通しについて従来予測の350億ユーロから345億ユーロに引き下げた。ユーロ高に伴う為替差損の規模がこれまでの見通しの7億ユーロから約10億ユーロに拡大すると判断したためだ。
14年6月中間期の売上高は169億1,810万ユーロで、前年同期を2.1%上回った。為替の影響を除いたベースでは増収幅が5.7%に上った。EBIT(調整前)は11.0%増の18億1,010万ユーロ、最終利益は14.2%増の13億380万ユーロだった。