ドイツ連邦統計局が13日発表した2014年7月の卸売物価指数は前年同月比0.7%減となり、13カ月連続で1年前の水準を下回ったものの、下げ幅は5カ月連続で縮小した。下げ幅の直近のピークは2月の1.8%だった。
7月の卸売物価を最も強く押し下げたのは、これまで同様、石油・石炭で、前年同月を2.7%下回った。穀物・葉たばこ・種苗・飼料(5.7%減)と青果・じゃがいも(5.1%減)も大きく下がっている。鉱石・金属は0.4%減。コーヒー・茶・ココア・香辛料は4.4%上昇した。
7月の卸売物価は前月比ではプラス0.1%となり、3カ月ぶりに上昇へと転じた。