ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年6月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.4%増となり、2カ月ぶりに拡大した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)はそれぞれ0.1%減、0.3%減となったものの、ユーロ圏外が1.4%増加。全体が押し上げられた。
部門別では食料品の伸び率が最も大きく、3.5%に達した。これにゴム・樹脂製品(同1.9%)、化学(1.6%)、金属製品(1.5%)が続く。減少幅が最も大きかったのは電気設備で、2.4%落ち込んだ。自動車・自動車部品も2.2%減と振るわなかった。
1~6月の製造業売上は物価・営業日数調整後の実質で3.3%増加した。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ4.2%、4.3%拡大。国内も2.3%伸びた。