市場調査大手のGfKが14日発表した2014年第2四半期の独電化製品市場規模は128億9,300万ユーロで、前年同期から5.0%拡大した。情報機器が好調で全体が押し上げられた格好。通信機器はこれまでけん引車だったスマートフォンが振るわなかったことから、09年以降で初めて減少に転じた。
情報機器の売上高は14.1%増の45億7,800万ユーロに拡大した。タブレットPCのほか、ウルトラモバイルPC(UMPC)、超薄型PCの需要が大きく伸びた。
民政家電は18億9,700万ユーロで、2.5%増加した。主力のテレビはサッカー・ワールドカップ(W杯)の効果で6月に売り上げが大きく伸びたものの、平均価格が低下しているため、売り上げは伸び悩んだ。
カメラ(付属品を含む)は21.0%減の4億5,700万ユーロと大きく縮小した。デジタル一眼レフカメラなどの需要が大幅に落ち込んだという。