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2014/8/20

経済産業情報

「テレビは不可欠」が86%に

この記事の要約

テレビを必要不可欠と考えるドイツ人の割合が86%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託で市場調査会社アリスが実施したアンケート調査で明らかになった。14~29歳の若い年齢層でも同回答が87%に達しており、 […]

テレビを必要不可欠と考えるドイツ人の割合が86%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託で市場調査会社アリスが実施したアンケート調査で明らかになった。14~29歳の若い年齢層でも同回答が87%に達しており、Bitkomのベルンハルト・ローレーダー専務理事は「スマートフォンやタブレットPCなどの携帯端末を利用したストリーミングのトレンドはテレビを補完するものであり、テレビに取って代わるものではない」との見方を示した。

一方、CDプレイヤーを必要不可欠とする回答は45%で、ブルーレイディスク(BD)プレイヤーとDVDプレイヤーもそれぞれ同38%、31%にとどまった。消費者が音楽や映像をCD、DVDといった物理的記録媒体でなく、ストリーミングで視聴する傾向の強まりが反映されているようだ。

高画質化を背景にテレビは大型化する傾向にあり、今年は55~59インチの製品で販売増加率が最も大きく、前年比36%増の約90万台に拡大する見通しという。