ドイツ連邦統計局が18日発表した2014年1-6月期（上半期）の建築許可件数（増改築を含む）は前年同期比9.6％増の13万6,843件となり、これまでに引き続き大きく伸びた。主力の住宅新築が7.2％増の12万1,025件に拡大。非居住用の新築と、既存建築物の増改築もそれぞれ3.3％増の2,318件、31.6％増の1万5,818件と好調だった。
中小建設会社の業界団体である独建設業中央連盟（ZDB）のエコノミストは3世帯以上の集合住宅が12.8％増と大きく伸びたことを指摘。大都市の自治体系住宅会社が賃貸住宅の設置を推進していることが追い風になっているとの見方を示した。
住宅需要は拡大が続いており、上半期の建築許可件数（非住居用を含む）は10年以降、増加が続いている。増加幅は10年が5.2％、11年が27.9％、12年が4.9％、13年が9.6％（すべて上半期）。ZDBのエコノミストによると、需要拡大のテンポは今後、鈍る見通しという。
