ドイツ経済界アフリカ委員会の情報としてロイター通信が8月27日付で報じたところによると、ドイツの上半期のアフリカ向け輸出高は76億ユーロとなり、前年同期比で22%減少した。同地最大の輸出先である南アフリカ向けが16.1%落ち込んだことが響いた。
アフリカからの輸入高も約20%減の98億ユーロに縮小した。内戦状態に陥ったリビアからの原油輸入がストップしていることが最大の要因で、減少額全体の77%を占めるという。
同委員会のシュテファン・リービヒ委員長によると、南アでは選挙が終了した関係で、今後は同国向け輸出が回復してくる見通し。エボラの深刻化は懸念材料となっている。