ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の7月の新規受注高は前年同期比で横ばいにとどまった。国外受注は4%増となったものの、国内が6%減少。足を強く引っ張った。
国内は2カ月連続で減少した。VDMAのエコノミストによると、地政学リスクの増大に伴う景況感の悪化が響いたという。
国外は欧州域外からの受注が増加。大型設備の需要も多かったため、ロシアからの受注減が相殺された。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、5~7月は前年同期を2%上回った。国外が4%増加、国内は2%減少した。