独バイエルの農業科学子会社バイエル・クロップサイエンス(モンハイム・アム・ライン)は17日、農薬と種苗の開発に年およそ10億ユーロを投じる方針を明らかにした。世界需要の拡大に対応、ニーズに見合った製品を市場投入する考えだ。
同社は農薬と種苗の世界市場規模が2020年までに昨年の680億ユーロから1,000億ユーロに拡大するとみている。特に、効果の高い農薬や収穫量の多い種苗の需要が伸びると予想。生産性の高い小麦や塩害に強い米を開発する考えを明らかにした。
同社の研究開発費は昨年が8億6,000万ユーロで、今年は9億5,000万ユーロに引き上げる。