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2014/10/8

企業情報

アリアンツ―社長交代へ―

この記事の要約

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は2日、ミヒャエル・ディークマン社長(59)が来年5月の株主総会で引退すると発表した。後任には10歳年下のオリバー・ベーテ取締役(49)が就任する。同社ではクレメント・ボート取締役(6 […]

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は2日、ミヒャエル・ディークマン社長(59)が来年5月の株主総会で引退すると発表した。後任には10歳年下のオリバー・ベーテ取締役(49)が就任する。同社ではクレメント・ボート取締役(60)も任期満了に伴い今年末で退任するため、世代交代が進むことになる。

ディークマン氏は2003年に社長に就任。10年以上に渡って会社を取り仕切ってきた。リーマンショック後の金融危機の最中には、2001年に買収し同社の足かせとなっていたドレスナー銀行をコメルツ銀行に売却。業績改善に成功した。現在は業績不振の米資産運用子会社ピムコが重荷となっているため、市場には同子会社をめぐる問題を解決するために任期を1~2年、延長するとの見方があったが、同氏は自らの希望で引退する。

ベーテ新社長は08年、コンサルティング大手のマッキンゼーからアリアンツに転職。09年に取締役に就任した。社長の任期は来年5月7日から19年9月末までとなっている。