食品産業向け機械大手の独GEAグループ(デュッセルドルフ)は8日、同業の蘭デクロクスラグ(De Klokslag)を買収すると発表した。また、デンマーク企業スキャン・ビブロ(Scan Vibro)を買収したことも明らかにした。買収金額は両取引とも明らかにしていない。
デクロクスラグは半硬質チーズ用大型設備の欧州最大手で、GEAとは長年、取引がある。GEAは同社の買収により、乳産業向けプロセスソリューションのトータルサプライヤーになるという。デクロクスラグはGEAの傘下に入るとこでGEAのグローバル販売網を活用するほか、サービスの質も高めることができる。デクロクスラグの買収には独禁当局の承認が必要。
スキャン・ビブロは食品メーカー向けパウダー運搬システムを手がけている。
デクロクスラグとスキャン・ビブロの従業員数は合わせて約160人。昨年は計およそ4,000万ユーロを売り上げた。