自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が23日発表した2014年7-9月期(第3四半期)の純利益は28億2,000万ユーロとなり、前年同期から49%増加した。販売が堅調だったほか、資産売却による特別利益が収益を押し上げた。
売上高は10%増の331億2,000万ユーロ。メルスデス・ベンツ「Sクラス」などの販売が好調で、販売台数は63万7,400台に伸びた。
同社は今年、英ロールスロイスと設立したエンジン製造の合弁会社ロールスロイス・パワー・システムズ(RRPS)の株式50%をロールスロイスに売却し、10億ユーロの売却益を計上。これが大幅増益の大きく貢献した。