ボードゲームメーカーの独ラーフェンスブルガー(ラーフェンスブルク)は8日、スウェーデンの玩具メーカー、ブリオを投資会社プロヴェントゥスから買収したと発表した。国際事業とボードゲーム以外の事業を強化する戦略の一環。買収金額は明らかにしていない。
ブリオは130年の歴史を持つ企業で、高品質な木製玩具を製造している。売上高は約3,800万ユーロ。ラーフェンスブルガーの傘下に入ることで国際事業を強化できる。
ラーフェンスブルガーも創業131年の老舗企業。無借金経営を行うなど財務は安定しているものの、ボードゲーム事業が伸び悩んでいるため、新たな事業分野と未進出の国外市場開拓を進めている。売上高は3億5,900万ユーロ。
両社は子供の発育を促進するという製品哲学を共有しており、これも今回の買収の大きな決め手となった。