自動車部品大手の独グラマー(アムベルク)は15日、トラック用シートを製造する中国の合弁企業グラマー・シーティング(玉華)の資本40%を現地企業の玉華容器(Jiangsu Yuhua)から取得し100%子会社化すると発表した。グローバルレベルでの成長に向けた戦略の一環として、市場規模が世界最大で今後の成長見通しも良好な同国の事業を加速させる考え。取引金額は公表していない。
グラマーと玉華容器は2012年、同合弁を設立することで合意。13年に生産を開始した。グラマーは完全子会社化により、市場動向や顧客ニーズにこれまでよりも柔軟に対応できる態勢を構築する。市場成長を上回るスピードで現地事業を拡大してく考えだ。