キッチン家具製造の独アルノ(プレンドルフ)は21日、ロシアで生産事業を立ち上げると発表した。現地同業ペルヴァヤ・メベルナヤ・ファブリカ(Pervaya Mebel’naya Fabrica)と共同で合弁会社を設立。8月にも生産を開始する。アルノの同国事業は欧州連合(EU)の対ロ制裁の影響を受けておらず、今後も順調に推移するとみている。
アルノは合弁会社に49%出資。サンクトペテルブルクの工場で年2万5,000~3万セットを生産する。昨年閉鎖したスイスのディートリコン工場から生産設備を輸送して利用する。
アルノのロシア事業はこれまで販売に限られていた。同国市場が年2ケタ台のスピードで拡大していることから、現地生産に踏み切る。