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2015/1/28

企業情報

ドイツポスト―新規雇用2万人も、ネット通販拡大で―

この記事の要約

ドイツポスト(ボン)は22日、国内の配達員の数を2020年までに1万人拡大する見通しを明らかにした。ネット通販市場の成長を受けて小包需要の拡大が続いているためで、2025年までには同2万人の新規雇用を視野に入れている。 […]

ドイツポスト(ボン)は22日、国内の配達員の数を2020年までに1万人拡大する見通しを明らかにした。ネット通販市場の成長を受けて小包需要の拡大が続いているためで、2025年までには同2万人の新規雇用を視野に入れている。

国内各地に設立した新会社を通して配達員を募集する。賃金体系はサービス労組Verdiと物流雇用者団体が各地で取り決めたものを採用。人件費をドイツポスト本体よりも低くして、競合のUPSやTNTと同じ土俵で戦えるようにする。新会社の賃金は最低でも時給10ユーロを超えるもようで、ドイツポストは1月に導入された法定最低賃金(時給8.50ユーロ)を大きく上回ると強調している。