15年成長率予測を政府が引き上げ

ドイツ政府は1月28日、2015年の国内総生産(GDP)成長率を従来予測の1.3%から1.5%に上方修正した。景気のけん引車である個人消費が一段と拡大するためとしている。

14年GDP成長率は1.5%となり、前年の0.1%から大幅に拡大。3年来の高水準に達した。ガブリエル経済相は「ドイツ経済は地政学上の混乱にも関わらず昨年、成長軌道に戻った」と述べたうえで、今年は法定最低賃金の導入と年金引き上げの効果で個人消費がこれまで以上に強まるとの見方を示した。

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