ドイツ連邦雇用庁(BA)が1月29日発表した同月の失業者数は303万2,000人で、前月から26万8,000人増加した。1月は例年、気温が低く屋外労働の需要が減るほか、クリスマス商戦の終了を受けて小売店が臨時社員を削減するという事情があり、季節要因を加味した実質では9,000人減少した。失業率は0.6ポイント増の7.0%。失業者数は前年同月比では10万4,000人減少した。
求人需要はこれまでに引き続き強く、1月の求人件数は前年同月を6万件上回る48万5,000件に達した。求人指数BA-Xは前月から2ポイント増の183に上昇している。専門人材は流通、交通・物流で最も不足。これにメカトロニクス、エネルギー・電機、金属、機械・自動車、ヘルスケア業界が続いた。