半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は1月29日の決算発表で、2015年9月通期の業績見通しを上方修正した。ユーロ安ドル高が進んだためで、売上成長率を従来予測の約8%から「約12%プラスマイナス2%」への変更。売上高営業利益率も14%から14~15%に引き上げた。
同社はこれまで、ユーロの対ドル想定為替レートを1ユーロ=1.30ドルとしていた。これを今回、同1.20ドルに引き下げた。
14年10-12月期(第1四半期)の最終利益は1億3,600万ユーロで、前年同期を56%上回った。車載半導体部門が特に好調だった。売上高は15%増えて11億2,800万ユーロとなった。