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2015/2/11

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フレゼニウス―輸血用品事業の部分売却を検討―

この記事の要約

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホームブルク)が輸血用品事業の部分売却を検討している。同社への取材をもとに10日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、傘下企業フェンオールの仏ラ・シャトル工場を放出す […]

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホームブルク)が輸血用品事業の部分売却を検討している。同社への取材をもとに10日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、傘下企業フェンオールの仏ラ・シャトル工場を放出する考えだ。すでに問い合わせが数件あるという。

フレゼニウスは2012年、子会社カービを通してフェンオールを買収し、輸血用品の世界最大手メーカーとなった。フェンオールはラ・シャトルのほか、プエルトリコに2工場、チュニジアとドミニカ共和国に各1工場を持つ。

ラ・シャトル工場では採血した血液を保存するための汎用袋と、血液から取り出した血漿などの血液製剤を保存する特殊袋を生産している。フレゼニウスは同工場での汎用袋生産を停止し、従業員(460人)の4分の3を解雇する方針だったが、ここにきて同工場の売却案が浮上。売却先企業が同工場をどのように利用するかは定かでないため、6月末まで解雇を見合わせることを決定した。同期限までに売却するかどうか、ないし売却先を確定する考えのようだ。

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