流通大手の独メトロ(デュッセルドルフ)が10日発表した2014年10-12月期(第1四半期)の営業利益(EBIT、特殊要因を除く)は10億2,400万ユーロとなり、前年同期比で4.6%減少した。ロシア通貨ルーブルの交換レート急落が直撃。為替差損は約6,000万ユーロの減益要因となった。最終利益は10.4%減の4億400万ユーロだった。
売上高は183億1,100万ユーロで、前年同期を2.2%下回った。為替の影響を除いたベースでは0.4%ながら増収を確保した。
売り上げの足を強く引っ張ったのは東欧事業で、12.4%減の40億4,000万ユーロに落ち込んだ。為替差損のほか、郊外型大型店を展開する子会社レアルの東欧事業売却が響いた。