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2015/2/18

総合 - ドイツ経済ニュース

1月インフレ率、-0.4%に下方修正

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は12日に発表した2015年1月の消費者物価統計の詳細で同物価の前年同月比の変動率(インフレ率)を当初のマイナス0.3%からマイナス0.4%に下方修正した。前月比も同マイナス1.0%からマイナス1.1%に […]

ドイツ連邦統計局は12日に発表した2015年1月の消費者物価統計の詳細で同物価の前年同月比の変動率(インフレ率)を当初のマイナス0.3%からマイナス0.4%に下方修正した。前月比も同マイナス1.0%からマイナス1.1%に引き下げている。欧州連合(EU)基準の消費者物価指数は前年同月比が0.5%減、前月比が1.3%減で、修正しなかった。

物価の主な押し下げ要因はエネルギーと食料品で、それぞれ前年同月を9.0%、1.3%下回った(ドイツ基準)。特に石油製品の下げ幅が大きく、自動車燃料は15.4%、灯油は30.8%低下した。エネルギーと食料品を除いた基礎インフレ率はプラス1.1%だった。

娯楽家電(7.9%減)と電話機(6.4%減)も大きく下がった。

物価が前月比で大幅に下落したのは季節要因が強く作用したためで、パック旅行は19.5%安くなった。クリスマス休暇に伴う旅行需要の反動が大きく、フライト料金も2.6%低下。冬物バーゲンの効果で衣料品と靴はそれぞれ6.3%、2.4%下がった。

エネルギーは前月を3.2%下回ったものの、食料品は0.5%上昇。エネルギーを除いた物価の変動率はマイナス0.8%だった。