ドイツ連邦統計局が13日発表した2015年1月の卸売物価指数は前年同月を2.6%下回り、10年1月以来の大きな下げ幅となった。石炭・石油製品が18.5%減と大幅に低下。全体が強く押し下げられた格好だ。このほか、動物(家畜に限らない)が9.8%減、牛乳・乳製品・卵・食用油脂が7.7%減、青果・じゃがいもが6.9%減、穀物・葉たばこ・種子・飼料が6.3%減と大きく落ち込んだ。
コーヒー・茶・カカオ・香辛料は13.6%増と大幅に上昇した。鉱石・金属(半製品を含む)も0.7%ながら高くなった。
卸売物価は前月比では0.4%低下し、4カ月連続で下落した。石炭・石油製品の低下幅は6.5%に上った。