物流大手の独ダクサー(ケンプテン)は16日、組織再編計画を発表した。税負担を軽減するほか、国際的な事業の拡大に対応しやすい体制を構築することが狙いで、持ち株会社化する。
ダクサーをドイツ法に基づく有限合資会社(Dachser GmbH & Co.KG)から欧州会社法に基づく合資会社(Dachser Group SE & Co. KG)に改める。新会社の下には計8部門からなる事業会社(Dachser SE)を設置。意思決定を速やかに下すとともに、顧客・市場のニーズに柔軟に対応できるようにする。
ダクサーは計12人の出資者からなる同族経営の企業。今回の措置は新規株式公開(IPO)や外部資本の導入に向けたものではないと強調している。