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2015/2/18

企業情報

ツァランド―初の通期黒字を計上―

この記事の要約

通販大手の独ツァランド(ベルリン)が12日発表した2014年12月期暫定決算の営業損益(EBITベース、調整済み)は8,200万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億900万ユーロ)から大幅に改善した。通期決算での利益計上 […]

通販大手の独ツァランド(ベルリン)が12日発表した2014年12月期暫定決算の営業損益(EBITベース、調整済み)は8,200万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億900万ユーロ)から大幅に改善した。通期決算での利益計上は今回が初めて。売上原価とマーケティング費用の圧縮が奏功した。売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)は3.7%だった。

売上高は22億1,400万ユーロで、約26%増加した。同社は創業以降、急速に売り上げを拡大。これまでの実績は09年が600万ユーロ、10年が1億5,000万ユーロ、11年が5億1,000万ユーロ、12年が11億5,900万ユーロ、13年が17億6,200万ユーロとなっている。

15年12月期は売上成長率で20~25%を見込む。今後数年間は収益力よりも将来を見据えた投資を優先するため、15年12月期の売上高営業利益率(同)は最大でも14年12月期の水準にとどまるとしている。