ドイツ機械工業連盟(VDMA)は17日、独業界の2014年の売上高が前年比8%増の84億ユーロに拡大したと発表した。足元の欧州で15%増加。米国売上は為替効果もあり19%の伸びを記録した。新規受注高は土木機械の需要増が追い風となり7%拡大した。
14年の国内売上は9%増えた。債務・経済危機に陥ったスペインとポルトガルも回復傾向にある。一方、フランスは政治の混迷を背景に公共工事の入札が少ないことなどが影響。売上規模は37%減少した。同国の市場低迷は今年も続くとみている。
中国売上は3年連続で2ケタ減となった。現地の需要は現在も鈍く、今年も好転は期待できないとみている。エジプトはスエズ運河の拡張計画が追い風となる見通しだ。