病気にかかった子供を世話するために仕事を休む男性が増えている。公的健康保険組合DAKが12日明らかにしたもので、子供介護手当(Kinderpflege-Krankengeld)をDAKから受給した人に占める男性の割合は2009年の10%から昨年は約20%へと倍増したという。
ドイツの公的健保組合は病気の子供の世話をするために欠勤した人に手当を支給している。支給額は欠勤により失われた手取り給与の90~100%で、支給期間は父親と母親がそれぞれ最大で年10日となっている。シングルマザーなどのひとり親の場合は同20日、受給できる。
子供介護手当を受給する男性の割合は東部州で高く西部州で低い。最も高いのは東部のザクセン州で、約24%に達した。最低は西部のラインラント・ファルツ州で13%強にとどまった。デュッセルドルフを州都とするノルトライン・ヴェストファーレン州も15%にとどまる。西部でも都市州のハンブルクは20%に達している。