Ifo経済研究所が23日発表した2015年2月のドイツ企業景況感指数(100=2005年)は106.8となり、前月の106.7を0.1ポイントながら上回った。同指数の改善は4カ月連続。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は地政学的な不透明感にもかかわらず力強さを保っている」との見方を示した。
今後6カ月間の事業見通しを示す期待指数が102.5となり、前月の102.0から0.5ポイント上昇した。改善は4カ月連続。事業の現状判断を示す指数は111.7から111.3へと0.4ポイント低下し、4カ月ぶりに悪化した。
部門別でみると、製造、小売、卸売では現状判断がやや悪化したものの、期待指数は改善。建設では現状判断がやや改善、期待指数がやや悪化だった。