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2015/2/25

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価18カ月連続で低下、1月-2.2%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年1月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の同1.7%から拡大した。前年同月を下回るのは18カ月連続。エネルギーが6.3%低下し、全体を強く押し下げた格好で、 […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2015年1月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の同1.7%から拡大した。前年同月を下回るのは18カ月連続。エネルギーが6.3%低下し、全体を強く押し下げた格好で、エネルギーを除いたベースでは低下率が0.6%にとどまった。

石油製品の価格は平均20.4%下落し、09年12月以来の低水準となった。天然ガス(国内産)は18.7%低下、電力も4.7%下がった。

非耐久消費財も1.6%減と下げ幅が大きかった。食料品が3.2%下落。特に砂糖(31.2%減)、バター(27.2%減)、牛乳(14.1%減)、家禽を除く食肉(10.0%減)で大きく低下した。

中間財は1.1%減だった。下げ幅は穀物粉が7.1%、飼料が6.0%、化学基礎原料が5.2%で、「有機原料と染料・顔料を除く化学品」は10.4%に達した。圧延鋼も4.0%下がった。

投資財は0.6%増で、耐久消費財も1.2%上昇した。

生産者物価指数は前月比では0.6%減となり、2カ月連続で低下した。エネルギーが2.0%減少。エネルギーを除いたベースではマイナス0.1%だった。