ドイツ連邦統計局が2月27日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比0.1%増(速報値)となり、2カ月ぶりに上昇へと転じた。1月は同マイナス0.4%となり、5年4カ月ぶりに1年前の水準を下回った。
2月の物価が上昇に転じたのは、エネルギー価格の下落幅が前月の9.0%から7.3%に縮小し、食料品も同1.3%から0.4%に縮んだためだ。物品全体では1.4%減となったものの、サービスが1.4%増となり、インフレ率はかろうじてプラスの領域に復帰した。
消費者物価は前月比では0.9%上昇した。
欧州連合(EU)基準の消費者物価指数は前年同月比で0.1%減となり、2カ月連続で1年前の水準を下回った。前月比は1.0%増だった。