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2015/3/4

総合 - ドイツ経済ニュース

1月輸入物価4.4%低下、09年11月来の下落幅に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2015年1月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比4.4%減の100.2に低下し、09年11月以来の大きな下落幅となった。1年前の水準を下回るのは24カ月連続。エネルギーが […]

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した2015年1月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比4.4%減の100.2に低下し、09年11月以来の大きな下落幅となった。1年前の水準を下回るのは24カ月連続。エネルギーが34.6%低下し、全体を強く押し下げた格好だ。エネルギーを除いたベースでは1.3%上昇し、4カ月連続で1年前の水準を上回った。

原油が47.9%低下、石油製品も37.5%下がった。天然ガスは13.6%減で、石炭と電力もそれぞれ2.4%、9.8%落ち込んだ。

エネルギー以外では鉄鉱石(32.1%減)、牛乳・乳製品(10.7%減)の下落幅が大きく、非鉄金属鉱石も3.8%下がった。一方、非鉄金属は11.2%上昇。アルミナと粗ニッケルでは上げ幅がそれぞれ27.3%、34.4%に達した。また、コーヒー生豆は51.2%高くなり、肥料・窒素化合物も12.8%上昇した。

1月の輸入物価指数は前月比でも0.8%減となり、4カ月連続で低下した。エネルギーが12.4%下落。エネルギーを除いたベースでは0.8%上昇した。