電気通信大手のドイツテレコムが2月26日発表した2014年12月期の最終利益は29億2,400万ユーロとなり、前期(9億3,000万ユーロ)の3倍強に拡大した。不動産や中古車の売買仲介を手がける子会社スカウト24の資本70%を約15億ユーロで売却したことが大きい。売上高は米国事業の好調に支えられて4.2%増の626億5,800万ユーロに拡大した。
同社は18年まで、買収を除いた内部成長ベースで売上高を年平均1~2%拡大。営業利益(EBITDA)は売り上げの2倍のスピードで拡大していく。コストを年18億ユーロ圧縮する。