自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は3月27日、ピックアップトラックの市場投入方針を明らかにした。ボリュームゾーンの中型ピックアップ(積載量1トン)をプライベートで利用する消費者が増えていることを受け、需要を掘り起こせる判断した。高級車メーカーでピックアップを手がけるのは同社が初めて。
価格は同社のSUV「Mクラス」よりも低く設定する考え。Mクラスのドイツ販売価格は付加価値税抜きで約5万ユーロから。主な市場としてはラテンアメリカ、南アフリカ、オーストラリアを想定しており、欧州については4番目に重要な市場と位置づけている。
ピックアップ事業を統括するのはバン部門。生産地域は明らかにしていない。