ドイツ連邦統計局は15日、3月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.3%、前月比がプラス0.5%で、速報値と変わりがなかった。インフレ率はこのところ石油価格の急落を受けて低迷しており、エネルギーを除いたベースでは前年同月比で1.0%に達した。(表を参照)
灯油の下げ幅が前月に引き続き最も大きく、前年同月を19.1%下回った。自動車燃料も8.8%低下している。食糧品は0.1%減で、下落率は前月の0.4%から縮小した。このほか、パック旅行が2.3%落ち込んだ。
上げ幅が最も大きかったのは宿泊・外食で、2.6%上昇。アルコール飲料・たばこも2.3%上がった。
前月比で上昇率が大きかったのは衣料品・靴(上げ幅6.3%)、自動車燃料(4.2%)、軽油(1.9%)。パック旅行は3.0%低下し、食料品も0.1%下がった。