英投資会社パーミラは20日、傘下の独冷凍食品大手イグロ(ハンブルク)を英投資会社ノマド(Nomad)に売却すると発表した。取引金額は26億ユーロ。ノマドは今後、パーミラから9%の出資を受ける。取引は第2四半期中に終了する見通し。
イグロは1959年の設立で、パーミラは2006年、食品大手ユニリーバから17億ユーロで買収した。パーミラはその後、伊フィンドゥスも8億500万ユーロで傘下に収めイグロを強化した。
イグロの14年の売上高は15億ユーロで、営業利益(EBITDA)3億600万ユーロを計上した。パーミラは同社の売却を12年から模索していた。