リケンは27日、独自動車部品大手KSPGのエンジン部品子会社KSコルベンシュミットとグローバル提携することで合意したと発表した。ピストンとピストンリングを含むパワーシリンダーシステムの販売、エンジニアリング、開発の分野で戦略的な協力関係を構築。中国に合弁会社を設立するほか、世界のエンジンOEM顧客に最適なソリューションを提供していく。資本提携は行わない。
リケンとKSコルベンシュミットはこれまで、インドの合弁会社シュリラム・ピストンズ・アンド・リングスで協力関係を培ってきた。今後はこの関係を中国にも拡大。湖北省武漢にあるリケンの工場を活用したピストンリングの合弁会社を設立する。
また世界の顧客により適切なソリューションを提供するため、両社が各地で展開する販売、エンジニアリング、技術サポート機能を連携させ、必要があればそれらの機能の統合も検討していく。