独銀行2位のコメルツ銀行(フランクフルト)がアジア事業を順調に拡大している。中堅企業向け事業部門(Mittelstandsbank)のアジア事業統括責任者であるエディット・ヴァイマイル氏が23日明らかにしたもので、顧客数は2010年以降、年平均12%増加。売上成長率は同18%に上る。今後も2ケタ台の成長を確保する見通しだ。
アジアの最重要市場は中国で、アジアの顧客企業1,600社のおよそ3分の2(1,030社)を同国が占める。これに日本、シンガポールが続く。タイとインド市場にも進出済みで、今後はインドネシア、マレーシア、韓国、台湾でも現地銀行と手を組んで市場を開拓していく。
同行はアジアに進出した欧州企業を支援するほか、欧州事業を計画・展開する現地企業とも取引している。