コーヒーメーカーやフィルターで有名な独メリタ(ミンデン)が組織を再編する。収益力の向上が狙いで、管理部門をスリム化するほか、2工場を閉鎖する計画だ。イェロ・ベンツ社長が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。
「スワール(Swirl)」ブランドの掃除機用紙パックを製造するドイツの2工場を同国北部のシュペンゲにある拠点に集約する。また、「トップピッツ(Toppits)」ブランドの樹脂ホイルを製造する独ミンデン工場を閉鎖、人件費の低いポーランド工場に生産を移管する。
2工場の従業員数は計280人。同社は高齢労働者パートタイム制度と配置換えの活用で整理解雇の規模を可能な限り小さくするとしている。メリタの従業員数は計3,800人。
2014年の売上高は13億2,500万ユーロで、その75%をコーヒー関連事業が占めた。